任侠山口組の六代目復帰画策も叶わず
六代目山口組、三代目弘道会総裁 高山清司若頭が府中刑務所に収監されている時に織田絆誠代表はジャーナリストの溝口敦氏に次の様に話している。
「弘道会を動かしているのは実際には司さんではなく、刑務所にいる高山清司さんと分かってます。あの人の意向で分裂した山口組の再統合も決まります。
それで2年後にあの人が出所して、会うという約束が取れたなら、向こうに単身乗り込んで、こちらの真意も本気度も見せた上で、会う運びにしたい。
会わないと言えばそれまでですが、ただ私は六代目山口組から絶縁とか破門とか処分を食らっていない。絶縁されたのは神戸山口組からだけです。高山さんとすれば、私との会見を断る理由がないのではないか。
再統合できるなら、若い人たちが今の分裂、対立に苦しむ必要がなくなる。未来に向かって生活できます。
ただ話をしたからといって、任侠山口組が立てている条件を下げることはない。カネの吸い上げは止めろ、出身母体による味方身びいき人事は止めろ、上意下達ではなく、諫言、進言を聞き入れる下意上達で行けなどというこちらの主張は飲んでもらわなければならない」
引用 週刊現代
と、溝口敦氏を通して六代目山口組側に対してネット、マスコミ等でアピールしたが、2019年10月、高山清司若頭は出所後、 時を移さず若頭業務に就き、六代目山口組の中核組織でもあり自身が総裁を務める三代目弘道会の人事改革、六代目山口組統括委員長の極心連合会の橋本弘文会長を引退させ、六代目山口組若頭補佐 健心会を直参改め三代目弘道会預かりにし会長の江口健治会長は高山清司若頭の舎弟にするなどした。
盾突く者は殺せの六代目山口組、弘道会
高山若頭は府中刑務所に収監されている頃から山口組が分裂した事に憤慨していた。
情報を収集して計画を練っていたに違いない。
高山清司若頭が出所前から六代目山口組は神戸山口組に牙をむき出した。
先ず2019年4月
神戸山口組傘下五代目山健組若頭 與(あたえ)則和 與組組長が神戸市内の商店街で三代目弘道会傘下野内組系組員に襲われ重傷を負う事件が起きる。
10月、高山若頭出所後、三代目弘道会傘下福島連合系組員の運転する車が神戸山口組傘下五龍会青木和重会長宅に突入
熊本では四代目大門会事務所にて清崎達也会長が道路工事作業員に装った六代目伊豆組系組員に襲われ刃物で腕を切られる事件
五代目山健組本部定例会の日、山健組系組員2名が雑誌記者に装った三代目弘道会傘下稲葉地一家系組員に射殺される。
尼崎市で神戸山口組傘下古川組古川恵一総裁が六代目山口組傘下竹中組傘下元組員にマシンガンでハチの巣にされる
等、高山若頭は強権支配の元、敵対する者には断固たる攻撃で攻め尽くした。
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