餃子の王将社長射殺事件
工藤会系組員否認のまま起訴に至るのか考察
「餃子の王将」の運営会社の社長を殺害したとして工藤会の幹部が逮捕された事件。
現場に残されたタバコの吸い殻に付着したDNAで逮捕状を請求して逮捕に至ったようですが
果たして容疑者として逮捕された工藤会系組員 田中幸雄容疑者が本当に実行犯なのか今後の調べが注目さますがその件について考察してみました。
目次
タバコに付着したDNAが逮捕の決め手と報道している
餃子の王将社長大東さんは2013年12月19日朝、同社本社に出社し車を降りた時に、腹部などを4発撃たれ死亡した。至近距離から撃たれたとみられています。 警察によると、タバコの吸い殻は現場の駐車場に隣接する倉庫付近で十数本見つかりそのうちの1本が田中容疑者のDNAと一致(田中容疑者が愛煙する銘柄も同じだという)。タバコの燃え方などを専門機関が詳しく調べたところ、「湿った路面で火が消された」との鑑定結果が得られました。 事件発生時、現場付近では小雨が降っており、路面はぬれた状態だったという。燃焼実験とともにタバコの火が消された場所は「現場と推定」として、第三者が吸い殻を持ち込んだ可能性は否定される見解だという。 吸い殻が見つかった場所は、大東さんが車を止めた場所から死角になっていて田中容疑者が待ち伏せして銃撃の機会を伺っていたのではないかと捜査関係者は見ているようです。
しかしタバコの吸い殻に付着したDNAだけで田中容疑者を特定できるのでしょうか?
吸い殻だけならその場所にいたものの大東社長を狙撃した証拠になりません。
単なる同行者(見届け人)かもしれないし田中容疑者から供述を得るのは先ず無理でしょう。
認めたらもう一生、刑務所から出れないし、工藤会ぐるみの犯行と供述しても同じく生きて刑務所から出れないでしょう。そうなると田中容疑者は意地でも認めないと思います。
積み重ねの状況証拠
タバコに付着したDNAは2015年から田中容疑者のものと判明していたようです。
それから約7年警察は色々な証拠集めをしてきた可能性が高いですね。
タバコに付着したDNAのほか現在、報道されている事実(証拠)は
- 事件にかかわったとみられるバイクと久留米ナンバーの軽四が現場近くを並走
- 田中容疑者が事件の約2か月前に知人から借り福岡と京都を往復
- 事件逃走用に使われた京都市内で盗まれたバイクは盗難時、九州地方ナンバーも映っていた
- 逃走用に使われた盗難バイクから拳銃を発射した時にできる硝煙反応があった。
否認、黙秘のまま起訴か?
田中容疑者が犯行の一部始終を防犯カメラに写っているのならともかく
今のところ犯行に使用した拳銃も出てきていません。
今現在、報道していない決定的な証拠を警察はつかんでいる可能性もありませんし
このような状況証拠では冒頭にもうした通り、おそらく黙秘、否認するでしょう。
そして否認のまま起訴されるのではないかと私は見ています。
編集後記
これは仮説ですが石田容疑者で犯行の見届け役であったとしたらおそらく、今回の逮捕は少し強引ではないか、すでに警察が公表していない石田容疑者の決定的な証拠をつかんでいるか、もしくはこのような状況証拠で起訴し否認のまま有罪になるのでしょうか?
人間は極度に緊張したりすると、タバコを吸ったり、尿や便をしたりするそうです。
今回のタバコの吸い殻はワザと犯行現場に残していったのかそうでないのかが今後の捜査でわかってくると思います。
今、工藤会 野村総裁 田上会長ともに公判中で死刑と無期が求刑されています。
殺された大東社長と田中容疑者の接点はないものの「王将」創業者、長男宅に家宅捜査が入っています。王将との不適切な取引ともあると報じていますが蒔かぬ種は生えぬ如き真っ白の状態で家宅捜査も入らないでしょう何か警察はつかんでいるのしょうか
警察としては工藤会潰しの為に組織的な犯行にしたいと思いますが私としては公正、公平な取り調べ、審理になるように望んでいます。