ヤクザを絞めつけても新しい暴力が生まれるだけ【愚連隊・半グレ】

暴力団になれば承知のとおり、銀行開設、保険に入れない、家も借りる事が出来ない、罪をおかしたら重罪になる等のデメリットから、今、愚連隊、いわゆる半グレという人間が増え続けている。暴力団対策法、暴排条例で暴力団を抑えつけてしまい。暴力団とは関係ない人間が暴力団の様なシノギをしている。半グレと言うのは若い歳のイメージだが40歳、50歳代のメンバーもいる。これは暴対法、暴排条例が出来るときから予想されていた事だ。

自分も周りでもそういうのがいた。メンバーには前科も無い者もいるから警察も掴みどころが無い。これから半グレ、愚連隊は影響力を強めていくだろう。

 

目次

予想された通り暴力団は衰退し、半グレ、愚連隊は暴力団の代わりとなる。

 

過去は、暴走族、愚連隊から段階的に暴力団になっているのが多かった。

多くは暴走族や愚連隊をしていても職を見つけ結婚して落ち着くのが殆どだが一部は暴力団になる者がいた。今では、先述した通り、ヤクザになろうと思いきやかなりのデメリットがある。そうした事から暴力団にはならず気の合うメンバーで違法なシノギをする。

 

違法なシノギと言うのは、ぼったくりバー、違法カジノ、振込詐欺、違法薬物の密売、恐喝等、ここに書ききれない程ある。

 

今、半グレグループと暴力団が結託している所もあれば、暴力団が関与(面倒を見ていない)していないグループもある。

 

以前は、そういった違法なシノギは地域の暴力団が目を光らせてそういう行為は組を通さないと表立って商売は出来なかった。

 

こういった事から暴排条例で雁字搦め(がんじがらめ)になった暴力団の代わりに、暴力団では無い人間が暴力団まがいのシノギをする時代になって来た。

 

これから繁華街では暴力団の縄張り争いではなく、半グレ達の縄張り争いも起きるだろう。

今の時点では暴力団も警察も半グレに対して押さえつける事は出来ない。

 

 

半グレ、愚連隊はなんでもシノギが出来る。

 

何度もいうが半グレは暴力団の様に警察からGマーク(暴力団を指す)をつけられていないので、銀行口座は勿論持て、多種多様なシノギも堂々と出来る。

それこそ、暴対法、暴排条例が無かった時代の暴力団の様に簡単に違法なシノギで儲けた資金を投資や会社設立といった商売ができる。

正業を持ち、裏で悪を働く、それを資金源にして会社や店を経営する。

 

これは暴対法が出来るまでのヤクザと何も変わりはしないのではないだろうか?

ただ、暴力団が壊滅して新しい暴力が生まれただけと思う。

 

大きな半グレグループなら警察もマークし準暴力団と認定できるが少数のグループまで把握できないだろう。実際、愚連隊毎のルールにもよるが何処の、半グレ集団に自由に出入りできる。警察も把握しにくいのだ。

 

 

違法なシノギが違法を警察に訴える時代

 

これは報道で知ったが、違法カジノ店のみかじめ料を払わないか何かで暴力団が逮捕されていた。違法カジノ店がそういう被害届を出すのは非常に珍しい。

 

訴えた側も逮捕されるかも知れないのに犯罪者が暴力団を訴える事は今までになかった。

理由は2つ考えられる。

一つは、警察に取引条件を出されたか、もう一つは、暴力団と関わりのない半グレ集団が暴力団を嫌がり雇われ社長を用意して被害届を出させたかこの2つどちらかと思う。

 

半グレの中には【暴力団狩り】と、いって暴力団員風の男をリンチにしたり、暴力団事務所の建物を壊す者もいるらしい。今までは考えられない事だ。

 

これは、自分の知り合いだが、半グレの上納金が少ないと半グレを殴った暴力団がいた。

その半グレは警察に走り「ヤクザに殴られて、恐喝された」と被害届を出されて、現在、その暴力団は刑務所に行った。

 

半グレは、ルールも何もない都合が良ければ警察でも裁判でも一般市民になりすまし何でも起こす。

危なくなったら被害者ぶって警察を使い、相手が弱いとおもったらとことん金をむしり取る。一般市民と見境のつかないグレ、愚連隊集団に国、警察はどう対処するのだろうか。

 

 

警察が暴力団に正式に依頼していた戦後の神戸

 

戦後の動乱期、神戸の街は無法地帯で不法外国人が街を荒らしてして警察署まで襲撃するという時代に警察ではどうする事も出来ず、警察は当時山口組三代目 田岡一雄組長に治安を守って欲しいいう依頼に山口組三代目田岡一雄組長は了承し組で自警団を作り、不法外国人を一掃した歴史がある。

 

現在、このような事は絶対無いと思うが暴対法、暴排条例を国、行政が可決する時にこうなる事はわかっていた事だ。

 

ただ、警察、公安委員会は後々の事を考えずに暴力団排除に躍起になりすぎたと思う。

 

筆者後記

 

極道者、いわゆるならず者が集まれば愚連隊となる。

それに、縦社会の序列、礼儀などまとめたものがヤクザ組織である。

 

半グレと言われている愚連隊はリーダーとか序列はあるもののギャングと変わらない。

暴力団を壊滅してもまた、新しい暴力が生まれる。

 

これから暴力団は激減したというもの、構成人数は増えないものの地下に潜った、裏組員が活動し半グレと言われる愚連隊が勢力を拡大して愚連隊同士の事件も発生したり、悪質な事件も多発すると思う。

 

自分、個人的には警察はある程度暴力団に対して道を塞ぎ過ぎたと思う。

 

自分も含め、この記事を読んでくれている方はせめても半グレ、極道者、にならないで欲しい。人を落とし入れ金品を詐取したり、犯罪を犯したら、極道者、グレの始まりだから

 

 

最後までお読み下さり有難う御座いました。

 

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