アメリカ、日本で活躍する有名画家と話す機会があった。
売れない時代、画家になり始めた時代の話などを聞いた。
今では定期的に銀座に個展を開いて誰もが知る大物有名人のオフィスやテレビの番組にも使われているという。その画家から大切な事を教わった。
その画家は42歳で画家デビューされて現在55歳、東京近郊にアトリエ兼自宅がありそこに伺った。九州の出身でアメリカでも経験を積んで今でも定期的にアメリカでも活躍してアメリカでも特集番組が放映されたとの事。
そんな有名な画家が自分にわざわざ時間を作ってくれ話を聞く事が出来た。
その画家は42歳で脱サラして死ぬ気で約1年間ひたすら絵を描き続けたらしい。
話をする中で3つの大事な事を教わった。それは
・自分を信じる
・ブレない、諦めない
・人のつながりを大事にする。
という事を言っていた。
目次
自分を信じる事。
売れない時期に絵を描いている時に「はたして自分はこの道であっているのか」という思いと自問自答し「俺には才能があるのだ」と言う思いでひたすら絵を描き続けたとの事で、俺はこの道で絶対に成功してやる。との一心だったらしい。
その時期奥さんには奥さんに働いてもらい大変な思いをさせたと言っていた。
絵画に集中できる環境を提供してくれた奥さんも大変だったと思う。
ブレない・諦めない
アトリエで夢中に絵を描いていても時折、奥さんに働きに行ってもらって迷惑を掛けてもらっているから「どこかアルバイトに行こうか」と、幾度も思ったらしく何度も気分が折れそうになったらしい。
しかし、その時こそ自分が決めた道は正しいと信じひたすら諦めずに筆を動かしたらしい。
一度決めたらブレない。諦めないと言う大切さを教わった。
人のつながりを大切にする。
その画家は無名時代、を開くお金が1円も無く困っていたとの事。
その画家の知人の寿司屋さんで絵を飾らせてもらっている絵をテレビ局のプロデューサーの目に留まり、銀座の画廊で個展を開く資金を立て替えてくれたらしい。
しかし、個展開催する広告など一切なく。個展の開催期間は個展が行われているビルの1階に小さな看板だけだったらしい。
また、その画家もホテルに宿泊するお金が無く、いざと言う時はロレックスの腕時計を質屋に入れる心構えで後払い制のホテルに個展開催中宿泊したとの事。
1階に小さな看板しかない為、個展開催日初日は4人だったが開催日が経つにつれて次第に個展に訪れる人が増えて、最終日にはほぼ絵は完売し約500万の売り上げがあったらしい。
画家は自分に言う「あの時、プロデューサーが個展の会場を段取りしてくれなかったら今の自分は無い、常に人に感謝する事が大事」と言っていた。
売り上げたお金で苦労を掛けた奥さんにダイヤの指輪とアメリカ旅行をプレゼントしたらしい。
筆者後記
当初、個展では500万円の売り上げだが最近はお客さんから直接注文を受ける事が多く、今では1作品50万円~1000万の絵を描いている。
自分の様な元アウトローの人間がその画家を紹介する事はその画家の品位を下げる事になっていますので画家の紹介は出来ないが人には真似出来ない様なアメリカ仕込みのすばらしい絵を描いている。
アトリエ兼自宅は海辺にあるので絵の構想などは釣りなどをして構想を練るらしい。
これからも健康には留意して素晴らしい絵を描いてくれると思う。
別れの際に自分に売値50万円の絵をプレゼントしてくれた。
絵に特徴があるのですぐ画家が特定されるので公開は出来なくてすいません。
最後まで読んで下さり有難うございました。