ワイロは絶対に無くならない。記念日、歳暮、中元に過剰な贈り物も賄賂の前兆?

天下の電力会社は賄賂を受け取っていて大きな報道となっていたが自分に言わせればほんの氷山の一角であると思う。どの業界でもいやらしいやり取りはある。

こんな事は今に始まった事ではない。一体、こういう風潮は無くならないのか。

自分の経験談を元にしてみた。

 

目次

賄賂等は絶対に無くならない。不正賄賂が堂々と送られる親睦会

 

この様な賄賂の受取には領収書も何もない、自分の経験だが親睦会に入れと言われた。

自分の様な元ヤクザの人間はそういった事も簡単に出来ると思ったのだろう。すぐに親睦会の入会を勧められた。

大手エネルギー会社の下請けをした直後に声が掛かった。

声が掛かったのは俺だけかと思い、同じ同業者6社程に当たり障りなく親睦会の事を聞くと自分と他2社に声が掛かっていた様だ。

 

賄賂をやり取りする麻雀会

 

大手エネルギー会社担当を含めるメンバーを含め月1回麻雀会が行われる。

そこで、清算の時、勝ち負けに関係なく麻雀卓に100万円を支払う。

当然、領収書も無い麻雀。賭け麻雀で賄賂を受け取るシステムなのだ。

 

賄賂を渡していると仕事面ではどう待遇されるのか。

 

賄賂を払っていると金額の大きい案件、仕事も比較的簡単な仕事がもらえていた。

7人位のメンバーで月商3,000万円超える発注量を超える。

親睦会に入っていない業者は、やり難い仕事、面倒な仕事がまわされる。

また、発注された仕事によってはその場所を仕事していないのに仕事をしたふりでいいからあとは大手エネルギー会社の悪徳メンバーが何とかするから仕事手つかずの工事金額800万円のうち、300万円をよこせと言う指示もあった。

 

また、娘の結婚式で数百万円貸して欲しいとか、愛人の店に通う為、親睦会とは別に別途料金を無心してくる担当者もいた。

 

退職・移動前に賄賂を欲しがる担当者も

 

ある日、大手エネルギー会社の担当に呼ばれ、【急な入用】と、いう事で数百万を現金で手渡した。当然、仕事の発注量で返ってくると思いきや。問い合わせてみると退社している者、遠方に移動になっている者もいた。携帯電話番号も変更されていて連絡がつかない者もいた。それから以降は自分も財布のひもを締め、急に担当者が賄賂を欲しがる場合は、土産として仕事の内容の発注書を条件としてから賄賂を渡していた。

 

今ではそういう風な事はしていないが未だそういう風潮は無くならないだろう。

 

仕事上の付き合いで役所担当者とも

 

役所の担当者とも、クラブ、ラウンジで酒をご馳走し現金を受け取る。職員もいる。

そういう風にして役所の入札の最低入札価格を教えてもらったりしていた。

 

筆者後記

 

昔から毒饅頭(ワイロ)は無くなる事は無い。

部下から接待やお歳暮に人とはランクが違う多額の旅行券や、金品などは既にワイロとなんら変わらない。そうなると自然に見返りを求め部下に対する対処も違うだろう。

 

自分も仕事上の付き合いで得意先から海外旅行や高価なスーツ等を受け取った事がある。

自分にしたらワイロを受け取った悪い自覚(収賄罪)と言う自覚は無かった。

 

この記事に書いた大手エネルギー会社の賄賂はあきらさまに犯罪行為であるが

ヤクザ社会ではわかるが、普通の生活をしていてドの過ぎる贈り物を送ったり受け取ったりする時、一旦、自分でよく考えた方が良い。自分を守る為にも、刑法に引っ掛からない為にも。

 

最後までお読みいただき有難う御座いました。

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