2015年から続いている山口組分裂騒動で六代目山口組(司忍組長)と神戸山口組(井上邦雄組長)での抗争が激化する中で三つ巴の山口組の一つ、任侠山口組(現 絆會 織田絆誠組長)は静観を保ってきた。

しかし2020年1月に任侠山口組は組の名称を「絆會」に改称した。山口組抗争から戦線離脱した格好だがその裏には何が起きているのか。

六代目山口組対神戸山口組との抗争からの戦線離脱

織田絆誠〈よしのり〉組長

出典 産経ニュース

2020年1月12日、任侠山口組(織田絆誠〈よしのり〉組長)は関係各所に配信した。その内容は以下の通り

↓クリックで拡大

御通知

この度、任侠山口組と致しましては、昨今、世間様をお騒がせしております抗争事件の情勢を鑑みまして、これ以上、一般市民皆様への巻き添え等、日常生活への不安を煽るわけにはいかず、少しでも解消すべく、新たなる道を歩む決断をいたしました。

この数年間、世間様には、山口組三つ巴による分裂抗争等とお騒がせするという、不本意な現状に甘んじて参りましたが、我ら 任侠山口組 と致しましては、結成当初より、真の任侠道を取り戻すべく、脱反社を最終目標に揚げ、その為にも先ずは山口組の再統合と大改革を目指して参りました。

しかしながら、この数ヶ月感の情勢を鑑み、現状では極めて困難であると判断致し、親分はじめ組員一同協議の結果、代紋及び組織名を【絆 會】と改め、新たなる出発をする事と致しました。

令和二年一月十二日

絆會総本部

この時、任侠山口組が出した「ご通知」はヤクザ社会からの「山口組、菱のブランド」から別れをを告げた事をアピールした。

六代目山口組と神戸山口組が公安委員会より特定抗争指定暴力団に指定され何故か、任侠山口組は特定指定暴力団には指定されなかった。

楠本組員を射殺した神戸山口組傘下山健組系組員菱川龍己容疑者

出典 産経ニュース

 

任侠山口組は2017年9月12日午前10時すぎ、神戸市長田区五番町の路上で「発砲音がした」との通報があり、警察がかけつけたところ、任侠山口組 当時織田代表の警護役の楠本組員が頭部を撃たれ死亡。織田代表にケガはなかった。犯行は神戸山口組(井上邦雄組長)傘下山健組系組員菱川龍己容疑者だったがそれに対しての任侠山口組からの報復行動は見られない。

この様な事から任侠山口組は六代目山口組と神戸山口組の抗争にも抗争に静観している事などから警察当局から「山口組」の看板(名前)を外せば特定抗争指定暴力団から外すとの約束をしたかも知れないとの関係者からの情報もある。

確かにその情報が本当であってもおかしくない。

三つ巴の抗争よりも任侠山口組を外し六代目山口組対神戸山口組にした方が警察当局にしたら都合がいいだろう。

☟次ページ 任侠山口組の六代目復帰画策も叶わず

最新情報をチェックしよう!
>